Jonas Bendiksenという写真家による、
the place we live.
アジア各国のスラム街を記録した、ドキュメンタリー的な意味をもつ作品集なのだけど
写真の完成度は良いと思うのだけど、
webサイトを見て、根本的なテーマそのものに大きな疑問を持った。
これらの作品、テーマの中では『貧しい=不幸』が前提となっているのだ。
インドネシアに住んだことがあるから感覚としてわかることがあって、
それは、
必ずしも『貧しい=不幸』ではないということ。
むしろ、私たち日本人よりずっと満ち足りた、笑顔の多い生活を送っていると思う。
写真を見て、表情を見れば、それは明らかにわかる。
序文の深刻さとは裏腹に、被写体は美しく描写されている。
彼は『発展途上国』のスラム街を撮ることで何を表現したかったのだろうか。
国連の統計まで引用する必要があるのか。
作品の背景で流れるナレーションも訛った、不自然な英語だし。
彼らが英語を喋らないのは明らか。
内容はねつ造されているのか、という疑問さえ感じる。
欧米では評価を得ているようだけど、
まあ、彼らが好きそうなテーマよね。
と、私は彼らを軽く蔑むことで、感じるモヤモヤとイライラを解消しようとしている。
もし、この写真家が『貧しい=不幸』を逆説的に表現し
“先進国”に住む人々の既成概念を覆すための工夫をしているのだとしたら
それは斬新なアプローチ方法だと思う。
わかりにくいけど。